出典: 国土交通省 不動産情報ライブラリ
全国における2026年の不動産取引は、第1四半期のデータで合計81,519件が記録されました。平均取引価格は3,562万円、平均坪単価は1,109,226円となっています。
前年(2025年)の平均取引価格3,680万円と比較すると、3.2%下落しました(2026年は第1四半期のみの集計)。
過去3年間(2024〜2026年)の推移では、全国の不動産市場は概ね横ばいにあり、この間の価格変動は+1.0%です。
都道府県別では、東京都、神奈川県、大阪府の順に取引が多く、東京都は11,993件で全国の約14.7%を占めています。平均取引価格が最も高いのは東京都(7,519万円)です。
| 期間 | 平均取引価格 | 取引件数 |
|---|---|---|
| 2005 | 6,293万 | 23,664 |
| 2006 | 5,487万 | 75,973 |
| 2007 | 3,445万 | 225,578 |
| 2008 | 2,934万 | 277,577 |
| 2009 | 2,454万 | 280,702 |
| 2010 | 2,503万 | 305,191 |
| 2011 | 2,516万 | 287,510 |
| 2012 | 2,451万 | 311,533 |
| 2013 | 2,504万 | 335,804 |
| 2014 | 2,537万 | 321,629 |
| 2015 | 2,629万 | 328,106 |
| 2016 | 2,756万 | 320,950 |
| 2017 | 2,801万 | 318,964 |
| 2018 | 2,827万 | 314,309 |
| 2019 | 2,813万 | 308,218 |
| 2020 | 2,773万 | 332,944 |
| 2021 | 2,908万 | 449,548 |
| 2022 | 3,166万 | 415,118 |
| 2023 | 3,339万 | 406,398 |
| 2024 | 3,526万 | 413,165 |
| 2025 | 3,680万 | 454,228 |
| 2026 | 3,562万 | 81,519 |
| 都道府県 | 取引件数 |
|---|---|
| 東京都 | 11,993件 |
| 神奈川県 | 8,304件 |
| 大阪府 | 7,729件 |
| 埼玉県 | 5,410件 |
| 兵庫県 | 4,728件 |
| 千葉県 | 4,639件 |
| 愛知県 | 4,631件 |
| 北海道 | 3,274件 |
| 福岡県 | 2,928件 |
| 京都府 | 2,214件 |
| 静岡県 | 1,809件 |
| 宮城県 | 1,476件 |
| 茨城県 | 1,255件 |
| 広島県 | 1,229件 |
| 新潟県 | 1,128件 |
| 岡山県 | 998件 |
| 栃木県 | 959件 |
| 群馬県 | 958件 |
| 岐阜県 | 927件 |
| 奈良県 | 899件 |
| 三重県 | 845件 |
| 滋賀県 | 835件 |
| 熊本県 | 835件 |
| 福島県 | 822件 |
| 鹿児島県 | 763件 |
| 長野県 | 726件 |
| 石川県 | 655件 |
| 青森県 | 630件 |
| 宮崎県 | 598件 |
| 大分県 | 585件 |
| 愛媛県 | 562件 |
| 秋田県 | 507件 |
| 岩手県 | 471件 |
| 富山県 | 441件 |
| 和歌山県 | 441件 |
| 高知県 | 434件 |
| 山口県 | 433件 |
| 長崎県 | 410件 |
| 香川県 | 403件 |
| 山形県 | 388件 |
| 佐賀県 | 362件 |
| 徳島県 | 346件 |
| 山梨県 | 345件 |
| 沖縄県 | 342件 |
| 島根県 | 307件 |
| 福井県 | 285件 |
| 鳥取県 | 260件 |
2026年の全国不動産取引市場は、合計81,519件の取引が記録され、平均取引価格は3,562万円でした。前年比では-3.2%と緩やかな下落傾向にあり、不動産投資家にとって市場環境を理解する上で重要な年次データです。
都道府県別に見ると、取引件数が最も多いのは東京都・神奈川県・大阪府で、大都市圏に取引が集中する傾向が顕著です。投資家の立場からは、取引件数の多いエリアは物件選択の幅が広く、市場の透明性も高いため、初めて不動産投資に取り組む方にも比較的取り組みやすい市場環境といえます。
2026年を含む直近数年間の価格推移を俯瞰すると、この期間で約12.5%の価格変動が生じています。不動産市場は金融政策・金利動向・人口動態・インフレ率など、マクロ経済の影響を強く受けます。特に日本では、日銀の金融政策の転換や住宅ローン金利の変動が、不動産価格に直接的な影響を与えるため、これらの指標にも注意を払う必要があります。
収益物件への投資では、取得年のマーケット環境が長期的な投資成果に大きく影響します。価格が比較的低い時期に取得した物件は、高い利回りと将来のキャピタルゲインの両方が期待でき、逆に高値圏での取得は利回りの圧縮とキャピタルロスのリスクを伴います。年次データを時系列で分析し、現在の価格水準が長期トレンドの中でどの位置にあるかを把握することが、投資タイミングの判断材料になります。
また、不動産投資においてはレバレッジ(融資の活用)が一般的ですが、金利上昇局面ではローンの返済負担が増加するため、十分なキャッシュフローの余裕を確保しておくことが重要です。年間の取引データからエリアごとの価格動向を分析し、堅実な投資計画を策定することが、長期的な資産形成の鍵となります。
出典: 国土交通省「不動産情報ライブラリ」不動産取引価格情報