キャッシュフロー計算では支出ばかりに注目しがちですが、土台となる収入の積み上げ方を誤ると試算全体が崩れます。満室を前提とした潜在総収入から、空室損・滞納損を差し引いた実効総収入、そして運営費を引いたNOIへ。収入側を段階的に組み立てる考え方を解説します。
取得後の収益物件のキャッシュフローが想定を下回る場合の改善手順を解説。費用削減・空室対策・賃料引き上げ・融資条件見直しの4軸で、優先順位をつけて実行するロードマップを整理します。
収益物件オーナーが確定申告・投資判断・金融機関への説明に使う「収支計算書(収支表)」の作り方を解説します。家賃収入・経費・ローン返済・税金を一覧にして年間キャッシュフローを正確に把握するためのテンプレートと記入のポイントをまとめました。
家賃収入から支出を差し引いた手残り額です。本ツールでは月額賃料収入から、ローン月額返済(元金+利息)・管理費・固定資産税(年額を12で割って月割り)・その他経費を引いて月間キャッシュフローを算出し、それを12倍した年間値も表示します。プラスなら毎月手元に資金が残り、マイナスなら持ち出しが発生している状態です。なお差し引く税は固定資産税のみで、所得税・住民税は含みません。
いいえ、税引前(BTCF)の概算です。控除されるのは固定資産税(年額入力の月割り)のみで、家賃にかかる所得税・住民税は含みません。またローン返済は元金+利息の全額を控除する一方、経費にできる減価償却費は反映しないため、この数値と会計上の課税所得は一致しません。実際の税額は耐用年数・借入条件・他の所得で変わるので、正確な収支は税理士など専門家にご確認ください。
あります。本ツールは満室(稼働率100%)を前提とし、空室率や大規模修繕費を入力項目に持たないため、結果は理想値に寄りがちです。実態に近づけるには、賃料を空室・滞納を見込んだ控除後の額で入力するか、その他経費に修繕積立・原状回復・将来の金利上昇分のバッファを上乗せしてください。管理委託費は家賃収入の概ね5%前後が目安で、別途生じる賃貸の客付け仲介手数料や保険料も経費に含めると精度が上がります。