天王寺・阿倍野エリアは大阪市南部の交通要衝であり、JR・地下鉄御堂筋線・谷町線・近鉄南大阪線が集中するターミナルです。2014年に開業した「あべのハルカス」は高さ300mの日本一の超高層ビルとして年間約4,000万人の来場者を集め、エリアの商業価値を大きく引き上げました。
近年は天王寺公園の大規模リニューアル「てんしば」の成功や、大阪公立大学(旧大阪市立大学)杉本キャンパスの存在が、住環境と賃貸需要の両面でエリア価値を底上げしています。
天王寺駅から御堂筋線で梅田まで約16分、なんばまで約6分という利便性から、都心通勤の単身ビジネスパーソンの需要が根強いエリアです。駅徒歩10分圏内のワンルーム賃料は5.5〜7.0万円で推移しており、大阪市内では中位の水準にあります。
大阪公立大学杉本キャンパス(旧大阪市立大学)には約8,000人の学生が在籍しており、JR阪和線杉本町駅周辺を中心に学生向け賃貸需要があります。賃料は3.5〜5.0万円と手頃で、入居率は繁忙期(1〜3月)にほぼ100%に達します。
天王寺公園「てんしば」のリニューアル以降、子育て世帯の流入が増加しています。阿倍野区の子育て支援施策の充実もあり、2LDK〜3LDKの需要が拡大傾向にあります。
| 物件タイプ | 価格帯 | 表面利回り | 主な需要層 | |-----------|--------|-----------|-----------| | ワンルーム | 900〜1,800万円 | 5.5〜7.0% | 単身ビジネスパーソン | | 1LDK | 1,500〜2,800万円 | 5.0〜6.0% | DINKS・転勤者 | | ファミリー | 2,500〜4,500万円 | 4.5〜5.5% | 子育て世帯 |
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利回りシミュレーターで今すぐ計算してみる阿倍野区は大阪市内でも治安の良さと教育環境が評価されるエリアです。阪堺線沿線は物件価格が比較的抑えられており、表面利回り6.5〜8.0%が狙える築古アパートも流通しています。
昭和町駅周辺は御堂筋線沿線かつ落ち着いた住環境が評価され、単身者からファミリーまで幅広い需要があります。
大阪公立大学の森之宮キャンパス統合計画に伴い、杉本キャンパスの将来的な縮小・跡地活用が議論されています。跡地活用の方針次第ではエリアの性格が大きく変わる可能性があるため、動向に注目が必要です。
現時点では学生需要が健在であり、杉本町駅周辺の築古アパートは取得価格1,500〜3,000万円、表面利回り8.0〜10.0%の高利回り案件が散見されます。
天王寺駅から徒歩圏の西成区北部は、星野リゾート「OMO7大阪」の開業効果で注目度が上昇中です。ただし、エリア特性を十分に理解した上での投資判断が必要です。
| 物件タイプ | 価格帯 | 表面利回り | 注意点 | |-----------|--------|-----------|--------| | 区分ワンルーム | 400〜1,000万円 | 8.0〜12.0% | 管理難易度が高い | | 一棟アパート | 2,000〜5,000万円 | 9.0〜13.0% | 入居者属性に注意 | | 戸建賃貸 | 800〜1,500万円 | 10.0〜14.0% | 修繕コスト要確認 |
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キャッシュフロー計算で今すぐ計算してみる2015年にオープンした「てんしば」は、天王寺公園のエントランスエリアを芝生広場とカフェ・レストランが並ぶ都市型公園に一新しました。年間約500万人が訪れる大阪有数の都市公園として定着し、周辺の地価上昇に寄与しています。
2019年には「てんしば i:na(イーナ)」が拡張オープンし、フットサルコートやボルダリング施設など体験型コンテンツが充実。公園周辺の住環境向上により、ファミリー層の転入が増加しています。
天王寺・阿倍野エリアは、あべのハルカスを核とした再開発効果と天王寺公園リニューアルにより、投資環境が着実に改善しています。駅周辺のワンルーム投資は堅実なインカムゲインが期待でき、下町エリアでは高利回りを狙った戦略的投資も可能です。エリアごとのリスク特性を見極めた上で、目的に合った物件選定を行いましょう。
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