高知市は人口約32万人の四国南部の中心都市です。太平洋に面した温暖な気候と、坂本龍馬ゆかりの歴史文化が特徴です。四国4県の県庁所在地の中では松山市に次ぐ人口規模を持ちますが、県全体の人口減少率は全国でもワーストクラスであり、投資には慎重な立地選定が求められます。
一方で、物件価格の安さから表面利回り10%以上の物件が豊富に存在し、高利回り投資の候補地として注目されるエリアでもあります。
高知大学は朝倉キャンパス(高知市)に約4,800人の学生が在籍する国立大学です。キャンパス周辺は学生向け賃貸物件が集まるエリアであり、毎年安定した入退去サイクルが見込めます。
| 項目 | 内容 | |------|------| | 学生数 | 約4,800人 | | キャンパス所在地 | 高知市曙町(朝倉キャンパス) | | 1K賃料目安 | 2.5〜3.5万円 | | 物件取得価格 | 200〜450万円 | | 表面利回り目安 | 10〜15% |
高知工科大学は香美市(高知市から約20km)に本部キャンパスがありますが、高知市内に永国寺キャンパス(社会科学系)を持ちます。永国寺キャンパスは高知駅から徒歩圏内にあり、周辺の賃貸需要に寄与しています。
高知県立大学は池キャンパス(高知市)に約1,800人が在籍し、看護学部など医療系の学生が多いため、4年間の安定入居が見込めます。
はりまや橋交差点を中心に、帯屋町商店街・ひろめ市場など高知市最大の繁華街が広がります。飲食業従事者や単身ビジネスパーソンの賃貸需要があり、1Kで3.0万〜4.0万円、1LDKで4.5万〜6.0万円が相場です。
高知駅周辺は商業施設や行政機関が集まるエリアです。駅前広場の整備によりエリアの利便性が向上しており、単身者向け物件の需要が安定しています。
| エリア | 1K賃料目安 | 表面利回り目安 | 主な需要層 | |--------|-----------|-------------|----------| | 高知駅周辺 | 3.0〜4.0万円 | 8〜10% | ビジネス | | はりまや橋・帯屋町 | 3.0〜4.0万円 | 8〜10% | 飲食・ビジネス | | 朝倉(高知大学周辺) | 2.5〜3.5万円 | 10〜15% | 学生 | | 池(県立大学周辺) | 2.5〜3.5万円 | 10〜13% | 学生 | | 桟橋通周辺 | 2.8〜3.5万円 | 9〜12% | 一般 |
とさでん交通は高知市を中心に路面電車3路線を運行しています。はりまや橋交差点が結節点であり、路面電車の停留所徒歩圏内の物件は利便性が高いと評価されます。
| 路線 | 区間 | 沿線の投資適性 | |------|------|-------------| | 後免線 | はりまや橋〜後免 | 中程度(住宅エリア) | | 伊野線 | はりまや橋〜伊野 | 高い(大学周辺を経由) | | 桟橋線 | 高知駅前〜桟橋通五丁目 | 中程度(港湾エリア) |
伊野線は高知大学朝倉キャンパスの最寄り停留所を通るため、学生需要と路面電車のアクセスが重なる投資適性の高い路線です。
高知県は人口減少率が全国でもワーストクラスであり、2050年には現在の約7割まで人口が減少すると予測されています。高知市に県内人口が集中する傾向はあるものの、市全体の人口も減少基調です。
人口減少エリアで投資を成功させるには、以下の原則を守ることが重要です。
高知市は物件価格の安さから高利回りが期待できる一方、人口減少と自然災害リスクという課題を抱えています。高知大学・県立大学周辺やとさでん沿線の駅近物件に絞り、堅実な投資を行うことが重要です。利回り計算ツールで修繕費・空室率を加味した実質利回りを算出し、シミュレーションツールで人口減少シナリオも含めた長期収支を確認しましょう。