マイソクとは、不動産会社が作成する物件の販売図面(物件概要書)のことです。物件の基本情報、間取り図、写真、価格、利回りなどが1〜2枚の用紙にまとめられており、投資物件を検討する際の第一歩となる資料です。
不動産ポータルサイトやメールで物件情報を受け取るとき、このマイソクが添付されていることが多いでしょう。慣れないうちは情報量が多く感じるかもしれませんが、見るべきポイントを押さえれば、効率よく物件を選別できるようになります。
マイソクの上部には、以下のような基本情報が記載されています。
ここで注意したいのは、表面利回りはあくまで「満室想定」の数字だという点です。空室がある場合や、経費を差し引いた実質利回りとは異なります。表面利回りと実質利回りの違いで詳しく解説しています。
借地権の場合は地代が発生するため、収支計算に影響します。また、接道が狭い場合は再建築に制限がかかる可能性があるため、注意が必要です。
築年数は融資条件や修繕リスクに直結します。特に1981年(昭和56年)6月以前に建築確認を受けた建物は「旧耐震基準」となり、融資が受けにくかったり、地震リスクが高くなったりする場合があります。
仙台は2011年の東日本大震災を経験したエリアです。旧耐震の物件については、耐震診断や補強工事の有無を確認することが特に重要です。
構造については、木造・鉄骨造・RC造で法定耐用年数が異なり、融資期間や減価償却費に影響します。
表面利回りが高い物件を見つけたとき、すぐに飛びつくのは危険です。以下の点を確認しましょう。
特にオーナーチェンジ物件の場合、現在の入居者の家賃が相場より高いケースがあります。退去後に同じ家賃で入居者を確保できるかどうかを冷静に判断する必要があります。
表面利回り・実質利回りをかんたんに計算できます
利回りシミュレーターで今すぐ計算してみる前面道路の幅員が4m未満の場合、建築基準法上の「セットバック」が必要になることがあります。また、接道義務を満たしていない物件は再建築ができないため、将来的な出口戦略に大きく影響します。
マイソクに「再建築不可」や「要セットバック」と記載されている場合は、価格が安くても慎重に判断しましょう。
マイソクの下部にある備考欄には、重要な情報が記載されていることがあります。
小さい文字で書かれていることもあるため、見落とさないように注意が必要です。
マイソクは物件の概要を把握するための資料であり、以下の情報はマイソクだけでは十分に確認できません。
建物の劣化状況、共用部の管理状態、周辺環境の雰囲気などは、現地を訪問して自分の目で確認する必要があります。物件調査で見るべきポイントも参考にしてください。
一棟物件の場合、レントロール(各部屋の家賃一覧)や修繕履歴、管理費の内訳など、より詳細な資料を不動産会社に請求して確認しましょう。
マイソクに記載された交通情報だけでなく、エリアの人口動態や賃貸需要のトレンドも調べておくことが大切です。仙台市内のエリア別動向については仙台の賃貸マーケットトレンドを参考にしてください。
仙台で投資物件を探す場合、以下のようなエリア特性も意識しながらマイソクを読むとよいでしょう。
マイソクに記載された最寄り駅やバス停の情報と、実際の生活利便性を照らし合わせて判断することが大切です。
毎月の収支とキャッシュフローをシミュレーションできます
キャッシュフロー計算で今すぐ計算してみるマイソク(物件概要書)は、不動産投資の物件選びにおける最初の判断材料です。基本情報、利回り、権利関係、備考欄の各項目をしっかりチェックすることで、検討に値する物件かどうかを効率よく見極められます。
ただし、マイソクだけで投資判断を完結させるのは危険です。現地調査やレントロールの確認、収支シミュレーションなど、複数の情報を組み合わせて総合的に判断しましょう。仙台・東北で初めて物件を探す方は、地域の特性を理解している不動産会社に相談しながら、マイソクの見方を実践的に学んでいくことをおすすめします。