山口市は人口約19万人の山口県庁所在地です。県内最大都市は下関市ですが、県庁・県議会・裁判所などの行政機能が集中する山口市は安定した公務員需要があります。山口大学・山口県立大学の学生需要、湯田温泉の観光需要が加わり、人口規模以上の賃貸マーケットが形成されています。
| 指標 | 数値 | |------|------| | 人口 | 約19万人 | | 世帯数 | 約8.5万世帯 | | 大学生数(市内合計) | 約9,000人 | | ワンルーム平均家賃 | 3.5〜4.8万円 | | 1LDK平均家賃 | 5.0〜6.5万円 | | 2LDK平均家賃 | 5.5〜7.5万円 | | 表面利回り目安 | 9〜15% | | 空室率 | 17〜23% |
新山口駅は山陽新幹線の停車駅で、山口市の玄関口です。駅前にはビジネスホテルやオフィスが集積し、出張ビジネスパーソン向けの需要があります。新山口駅北口では再開発が進行中です。
| エリア | 物件タイプ | 利回り目安 | 特徴 | |--------|-----------|-----------|------| | 新山口駅北口 | ワンルーム | 8〜11% | 再開発エリア | | 新山口駅南口 | 1K〜1LDK | 9〜12% | 住宅地 | | 小郡 | ファミリー | 8〜11% | 生活利便性高い |
山口県庁は滝町に位置し、周辺には国の出先機関や金融機関が集積しています。公務員の転勤サイクルに合わせた安定的な賃貸需要があります。
山口大学吉田キャンパスは山口市吉田地区に位置し、約7,500人の学生が在籍する大規模キャンパスです。周辺は典型的な学生街で、物件価格が安く高利回りが実現できます。
| 大学 | 学生数 | 周辺家賃(1K) | 利回り目安 | |------|--------|---------------|-----------| | 山口大学 | 約7,500人 | 3.0〜4.0万円 | 11〜15% | | 山口県立大学 | 約1,500人 | 3.2〜4.2万円 | 10〜14% |
湯田温泉は山口市中心部に位置する温泉街で、市街地の中に温泉旅館・ホテルが立ち並ぶ珍しい立地です。山口大学からも近く、学生需要と観光需要の両方を取り込めるエリアです。
| 運用形態 | 想定利回り | 特徴 | |---------|-----------|------| | 通常賃貸(学生向け) | 10〜14% | 安定した学生需要 | | 民泊・簡易宿所 | 8〜15% | 観光需要、繁閑差あり | | 温泉付き賃貸 | 8〜12% | 差別化効果大 |
| 項目 | 金額 | |------|------| | 物件価格(築22年・8戸) | 1,600万円 | | 月額家賃収入(3.5万円×8戸) | 28万円 | | 年間家賃収入 | 336万円 | | 表面利回り | 21.0% | | 管理費・修繕費(年間) | △40万円 | | 固定資産税(年間) | △15万円 | | 空室損(18%見込み) | △60万円 | | 実質手取り収入 | 221万円 | | 実質利回り | 約13.8% |
| 項目 | 金額 | |------|------| | 物件価格(築30年・戸建て) | 800万円 | | リノベーション費用 | 300万円 | | 投資総額 | 1,100万円 | | 年間宿泊売上(稼働率55%) | 180万円 | | 運営経費(清掃・OTA手数料等) | △60万円 | | 固定資産税・保険(年間) | △10万円 | | 実質手取り収入 | 110万円 | | 実質利回り | 約10.0% |
山口県内では下関市・周南市など他市への人口流出があります。山口市は県庁所在地として行政機能が集中しているため、他市に比べて安定していますが、エリア選定は慎重に行う必要があります。
少子化に伴う大学定員減少は長期的なリスクです。山口大学は国立大学として比較的安定していますが、学部再編の動向には注意が必要です。