鹿児島市と熊本市は九州新幹線で約38分の距離にある2つの主要都市です。近年はTSMC進出で熊本が注目を集めていますが、観光都市として根強い人気を持つ鹿児島も魅力的な投資先です。両都市をデータで徹底比較します。
| 指標 | 鹿児島市 | 熊本市 | |------|---------|--------| | 人口 | 約59.0万人 | 約73.8万人 | | 政令指定都市 | ✕ | ○ | | 人口増減率(年間) | -0.4% | -0.2% | | 高齢化率 | 約28.0% | 約26.5% | | 大学数 | 約8校 | 約10校 | | 平均地価(住宅地) | 約8.5万円/㎡ | 約7.2万円/㎡ | | 新幹線(博多まで) | 約80分 | 約35分 |
熊本市は政令指定都市として行政権限が大きく、都市開発の機動性に優れています。一方、鹿児島市は桜島を背景とした観光都市としてのブランド力があります。
| 間取り | 鹿児島市 | 熊本市 | 差額 | |--------|---------|--------|------| | 1K(中心部) | 3.8〜5.0万円 | 3.5〜5.0万円 | ほぼ同等 | | 1LDK(中心部) | 5.5〜7.0万円 | 5.0〜7.0万円 | 鹿児島やや高 | | 2LDK | 6.0〜8.0万円 | 5.5〜7.5万円 | 鹿児島やや高 | | 3LDK | 7.5〜10.0万円 | 7.0〜9.5万円 | ほぼ同等 |
鹿児島市の方がやや賃料が高い傾向がありますが、大きな差はありません。ただし、熊本市ではTSMC関連の法人契約が増加しており、一部エリアでは賃料の上昇が見られます。
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利回りシミュレーターで今すぐ計算してみる| エリア | 物件タイプ | 表面利回り目安 | |--------|-----------|--------------| | 鹿児島・天文館周辺 | 1K〜1LDK | 6.5〜8.5% | | 鹿児島・鹿児島中央駅 | 1K〜2LDK | 6.0〜8.0% | | 鹿児島・谷山 | 2LDK〜3LDK | 7.5〜9.5% | | 熊本・中心部(通町筋) | 1K〜1LDK | 6.0〜8.0% | | 熊本・水前寺周辺 | 1K〜2LDK | 6.5〜8.5% | | 熊本・光の森 | 2LDK〜3LDK | 6.5〜8.5% | | 熊本・菊陽町 | 2LDK〜3LDK | 5.5〜7.5% |
菊陽町はTSMC効果で物件価格が高騰しているため、利回りは低下傾向にあります。一方、鹿児島市の郊外エリアでは依然として高利回り物件が見つかります。
| 影響項目 | 内容 | |---------|------| | 直接雇用 | JASM第1・第2工場で約4,000人 | | 関連雇用 | サプライチェーン全体で約12,000人 | | 地価上昇 | 菊陽町で前年比+14.3%(2025年) | | 賃料上昇 | 菊陽・大津で前年比+8〜15% | | リスク | 供給過剰・地価バブルの可能性 |
| 影響項目 | 内容 | |---------|------| | 年間観光客数 | 約2,200万人(県全体) | | 外国人宿泊者数 | 約45万人泊 | | 主要観光資源 | 桜島・仙巌園・天文館 | | クルーズ船寄港 | 年間約100回 | | 安定性 | 季節変動はあるが長期的に安定 |
熊本のTSMC効果は爆発力がある反面、半導体業界の景気変動リスクがあります。鹿児島は桜島という唯一無二の資源による安定した集客力が強みです。人口動態では、熊本市が転入超過(年間約+200人)に対し鹿児島市は流出傾向(年間約-800人)ですが、2035年推計は鹿児島約53万人、熊本約69万人と予測されています。
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投資シミュレーションで今すぐ計算してみる大学生数は鹿児島市約18,000人、熊本市約22,000人で、学生向け1K家賃は鹿児島3.0〜4.0万円、熊本2.8〜3.8万円です。自衛隊関連では、熊本市は健軍・北熊本駐屯地が市内にあり約4,500人の関連人員が賃貸需要に貢献。鹿児島は基地が市外のため影響は限定的です。
九州新幹線で38分の両都市に分散投資し、鹿児島で安定収益、熊本でキャピタルゲインを狙うバランス型ポートフォリオも有効です。
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