岩手県は面積が北海道に次いで全国2位の広さを持ち、人口は約117万人です。県都・盛岡市(約28万人)に人口と経済機能が集中しており、不動産投資は盛岡市を中心に展開するのが基本戦略です。2023年にニューヨーク・タイムズ紙「52 Places to Go」で盛岡が世界2位に選出されたことで、観光・移住の注目度が飛躍的に高まっています。
岩手県の県庁所在地であり、行政・商業・教育の中心地。東北新幹線で東京から最短約2時間10分というアクセスの良さが魅力です。岩手大学(学生約5,500人)の学生需要と、官公庁・企業の転勤需要が安定した賃貸市場を支えています。
東北有数の工業都市。北上工業団地にはキオクシア(旧東芝メモリ)の半導体工場があり、関連企業の従業員向け賃貸需要が増加しています。新幹線停車駅があり、東京から約2時間30分のアクセス。
花巻空港があり、交通の要衝。富士大学があり学生需要もあります。花巻温泉郷を擁する観光地でもあり、民泊投資の可能性もあります。
盛岡市から離れた県南エリア。物件価格が極めて安く、高利回りが可能ですが、人口減少が進んでおり、需要は限定的です。一関市は新幹線停車駅があり、アクセス面でのメリットがあります。
2023年1月にニューヨーク・タイムズ紙が盛岡を「2023年に行くべき52か所」の世界2位に選出して以降、盛岡市への観光客数は大幅に増加しました。特に外国人観光客の増加が顕著で、宿泊施設の稼働率向上に寄与しています。
NYT効果は以下の形で不動産市場に影響を与えています。
NYT効果は一過性のブームではなく、盛岡の持つ本質的な魅力(食文化・自然環境・コンパクトシティ)が再評価された結果です。この効果を活かすには、観光エリアに近い物件への投資や、リノベーションによる付加価値向上が有効です。
北上市を中心とした岩手県南部では、キオクシアをはじめとする半導体関連企業の工場集積が進んでいます。これに伴い、技術者・工場労働者向けの賃貸需要が急増しており、北上市の空室率は低下傾向にあります。
盛岡市の積雪量は東北太平洋側としては比較的多く、年間除雪費5〜15万円程度を見込む必要があります。ただし、青森市や秋田市と比べれば軽微で、冬季管理コストは本州の中では中程度です。
盛岡市中心部の物件は流動性が比較的高く、売却も可能です。一方、県南部や沿岸部の物件は買い手が見つかりにくいため、保有期間中のキャッシュフローで投資回収を完了する前提で計画を立てましょう。DSCRシミュレーターでローン返済の安全性を確認することをおすすめします。
| エリア | ワンルーム利回り | 一棟アパート利回り | |--------|----------------|-----------------| | 盛岡駅周辺 | 7〜10% | 9〜13% | | 盛岡市郊外 | 9〜13% | 11〜15% | | 北上市 | 9〜13% | 10〜14% | | 花巻市 | 10〜14% | 12〜16% | | 一関市 | 11〜15% | 13〜18% |
岩手県の不動産投資は、盛岡市のNYT効果による注目度向上と、北上市の半導体工場集積による新規需要という2つの追い風を受けています。物件価格は首都圏と比べて大幅に安く、少額から高利回り投資を始められるエリアです。東北新幹線による首都圏からのアクセスの良さも遠隔地投資の安心材料となります。
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