北見市は人口約11万人を擁するオホーツク圏最大の都市であり、網走市は人口約3.3万人のオホーツク海沿岸都市です。両市は車で約40分の距離にあり、経済圏を共有しています。北見市には北見工業大学が立地し、網走市には東京農業大学オホーツクキャンパスがあるなど、学生需要が投資判断の重要な要素となるエリアです。
| 項目 | 北見市 | 網走市 | |------|-------|-------| | 人口 | 約11万人 | 約3.3万人 | | 主要産業 | 玉ねぎ生産・商業 | 水産業・観光 | | 大学 | 北見工業大学 | 東京農業大学 | | 代表的観光地 | カーリングホール | 流氷・網走監獄 | | 札幌からのアクセス | JR約5時間・車約4時間 | JR約5.5時間・車約4.5時間 |
北見工業大学は国立の工学系単科大学であり、学部・大学院合わせて約1,800人の学生が在籍しています。道外出身者の比率が高く、学生の多くが大学周辺で一人暮らしをしています。
| 物件タイプ | 家賃相場 | 空室率目安 | 備考 | |-----------|---------|----------|------| | ワンルーム | 2.0〜3.0万円 | 5〜10% | 大学近接が必須条件 | | 1K | 2.5〜3.5万円 | 8〜12% | バス・トイレ別が人気 | | 1LDK | 3.5〜4.5万円 | 10〜15% | 院生・社会人向け |
北見工業大学は工学系大学のため4年以上の在学期間が見込め、大学院進学率も高いことから、一人の入居者が4〜6年間継続入居するケースも珍しくありません。入居者の回転率が低いことは、原状回復費用や空室期間の抑制につながります。
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利回りシミュレーターで今すぐ計算してみる網走市に立地する東京農業大学オホーツクキャンパスには約1,200人の学生が在籍しています。農学系の実習が多いキャンパスであり、学生は4年間を通じて網走で生活するケースが大半です。
網走市は人口規模が小さいため賃貸物件の供給も限定的です。大学近くの物件は比較的安定した入居率を維持していますが、大学から離れた物件は苦戦する傾向にあります。投資する場合は大学徒歩圏内(15分以内)の立地選定が極めて重要です。
網走は毎年1月下旬〜3月上旬に流氷が接岸し、流氷観光砕氷船「おーろら」などの体験型観光が人気です。この時期は宿泊施設の稼働率が大幅に上昇します。
| 観光施設 | 年間来場者数(概算) | ピーク時期 | |---------|-------------------|----------| | 流氷砕氷船おーろら | 約15万人 | 1月下旬〜3月 | | 博物館網走監獄 | 約40万人 | 通年(夏季ピーク) | | 北海道立北方民族博物館 | 約5万人 | 通年 | | 能取湖サンゴ草群落 | 約3万人 | 9月 |
民泊投資を検討する場合、冬季の流氷シーズンと夏季の観光シーズンで稼働率を確保し、端境期(4〜6月、10〜12月)の稼働低下をどうカバーするかが課題となります。
北見市常呂町はカーリングの聖地として全国的に知名度が高まっています。ロコ・ソラーレの活躍により、カーリング関連のスポーツ合宿や大会誘致が増加しており、短期滞在の宿泊需要が生まれています。
ただし、この需要は常呂町に集中しており、北見市中心部への波及は限定的です。
北見市はタマネギの生産量日本一を誇り、収穫期(8〜10月)には全国から季節労働者が集まります。農業法人が社宅として賃貸物件を借り上げるケースがあり、短期間ながらまとまった賃料収入が得られる可能性があります。
| 作物 | 収穫期 | 季節労働者数(概算) | 滞在期間 | |------|-------|-------------------|---------| | タマネギ | 8〜10月 | 約2,000人 | 1〜3ヶ月 | | じゃがいも | 8〜9月 | 約500人 | 1〜2ヶ月 | | ビート(甜菜) | 10〜11月 | 約300人 | 1〜2ヶ月 |
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キャッシュフロー計算で今すぐ計算してみる| 物件タイプ | 取得価格帯 | 想定家賃 | 表面利回り | |-----------|----------|---------|----------| | 区分ワンルーム(築20年) | 150〜300万円 | 2.5〜3万円 | 10〜18% | | 1棟アパート(4戸・築25年) | 800〜1,500万円 | 月12〜16万円 | 10〜20% | | 戸建て(築30年) | 200〜500万円 | 3〜5万円 | 8〜15% |
北見・網走エリアは、大学需要と観光ポテンシャルを軸とした投資が可能なオホーツク圏の中核エリアです。物件価格が非常に低いため表面利回りは高くなりますが、人口減少・極寒気候・遠隔管理のリスクを十分に考慮した上で投資判断を下す必要があります。学生向け物件に絞り、大学徒歩圏内の立地を確保できるかどうかが成否の鍵です。
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