積算価格とは
積算価格は、原価法に基づく評価額です。土地の公示地価等に基づく価格と、建物の再調達原価から経年減価を差し引いた価格を合計して算出します。
土地の評価
公示地価、基準地価、路線価などの公的指標をもとに、個別の条件を調整して算出します。
建物の評価
同等の建物を新たに建築した場合の費用(再調達原価)から、経年劣化による減価を差し引きます。
収益価格とは
収益価格は、収益還元法に基づく評価額です。物件が生み出す純収益を還元利回り(キャップレート)で割って算出します。
両者の関係
積算価格は物件のコスト面からの評価、収益価格は収益面からの評価です。両者の乖離は投資判断の材料になります。
融資審査での活用
金融機関は積算価格を担保評価の基準とすることが多いため、融資の観点では積算価格が重要になります。
投資判断での活用
投資家にとっては収益性が最も重要であるため、収益価格を重視した判断が基本です。ただし、出口戦略まで含めた判断には積算価格の把握も必要です。